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エコハウス紹介
豊岡市はどんなところ?
兵庫県は、南は瀬戸内海に接し、中国山脈を経て日本海側へと続く多様な気候風土を有しています。家を建てるにも、豊岡市では温暖な神戸市のようにはいきません。日本海に面した但馬(たじま)地方の厳しい気候を十分に考える必要があります。
豊岡市は「コウノトリの里」としても全国的に知られています。この鳥は農薬などの影響によって姿を消していましたが、「コウノトリが住める環境づくりは人と自然を守ること」として、市をあげて無農薬農法などに取り組んできた努力が実を結んでいます。コウノトリの話しはこちらへ。
湿原とともに暮らす家
エコハウスは、最初にコウノトリが舞い戻ってきた豊島湿原の隣に建設されました。その湿原を見渡せる主方位が南西になってしまい、エコハウスで重要な日射遮蔽の設計には工夫が必要になりました。
設計者は、夏の西日を遮りつつ同じ方向から吹いてくる風を取り入れるために、西面の1、2階サッシの外側すべてを木製ルーバーの引戸にしました。このルーバー引戸は建物の外観の特徴でもありますが、カッコイイだけのデザインではなく太陽の角度から格子の寸法が計算されています。
玄関を入ると吹抜があり通風を良くしていますが、冬には2階の床の高さで障子戸が水平に閉まって風を止める面白い仕掛けがあります。多湿・多雨・多雪・夏冬の大きな寒暖差といった特徴をもつ但馬の気候風土にあった、暑気や湿気を排出する工夫がいたるところにあります。
自然素材を吟味して
三洲瓦の屋根や漆喰の外壁、竹小舞ネットを使い工期を短縮した土壁中塗仕上げなど、自然素材の建材も見どころの一つ。1階の土壁に水平の筋があるのは、10km上流でも1mしか水位が上がらない円山川が、これまで氾濫した最高水位で、土壁の上下を区切るための見切り。このエコハウスは床上浸水しても最小限の費用で復旧できるようにも考えられています。
見学・宿泊について
当エコハウスを見学希望の方は、電話かFaxにてご連絡をお願いいたします。
豊岡市役所環境経済部環境経済課
Tel : 0796-23-4480 Fax : 0796-22-3872
※宿泊は実施しておりません
活動の状況
エコハウスに使われている漆喰や土の話、漆喰を用いた「ピカピカどろだんご教室」、珪藻土をもちいた「手形アート」などを通して、こどもたちに本物の自然材料や左官技術などを身近に触れてもらう活動が行われています。また、市内の建築業者を集めたエコハウスの研修会などを建物内で開催することによって、自然材料でできたエコハウスを実際に体感してもらえるよう図っています。
通常時は、エコハウスにおける工夫をパネル展示し、材料の特徴や原理がその場でわかるほか、見学者には解説員による解説も行い、魅力を伝えることと技術の普及を促しています。このような活動を基に、次の世代へと豊岡の家づくりや風土を伝えていく活動の拠点となっています。
設計者の意図
豊岡エコハウスの敷地は、コウノトリの棲む城崎町戸島のハチゴロウの戸島湿地に隣接する豊岡を表象する場所でした。また豊岡市は、歴史的デザインを色濃く残し、コウノトリの飛来する戸島湿地やそのすぐ横を流れる雄大な円山川に代表されるような美しい自然環境を残した地域です。
このような地域の環境、景観のコンテクストを重要視しながら、現代のエコデザインと最先端技術のエコシステムを積極的に導入することが求められました。省エネ、創エネなどの現代技術はもちろんですが、古くから民家で使われている土壁や木格子などの伝統的要素、光や風、建築的工夫による熱のコントロールなどで得られる居住空間の快適性をデザインすることが、21世紀の豊岡ならではの豊かな住まいの提案だと考えました。
豊岡の歴史的意匠にエコを取り入れたデザインは、21世紀の豊岡に根ざす住まいのモデルとして、戸島湿地に新しい景観を生みだしています。
設計
- 株式会社 いるか設計集団
- 吉村雅夫
株式会社 いるか設計集団
〒650-0024
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング3F
Tel : 078-332-4902
Fax : 078-332-5490
Mail : iruka@wa2.so-net.ne.jp
http://www009.upp.so-net.ne.jp/iruka/
建築概要
建物概要
構造・階数
木造軸組・2階建・ベタ基礎
敷地面積
1282.72㎡
建築面積
109.49㎡
延べ面積
168.4㎡
外皮面積
418.80㎡
主要な部位
屋根〜天井
和瓦・アスファルトルーフィング22kg・杉板12・通気層60・押出型ポリスチレンフォーム3種90・押出型ポリスチレンフォーム3種45・PB9.5和紙調クロス
外壁〜内壁
漆喰塗り・ラスモルタル15・アスファルトフェルト・バラ板12・通気層45・透湿透風防水シート・木質繊維断熱材80・高耐水MDF板9・荒壁パネル26・中塗り仕上げ
床〜地盤面
ナラフローリング15・温冷風通気層45・ポリスチレンフォーム50・基礎断熱ポリスチレンフォーム50・木炭敷き詰め100・コンクリート200・ポリスチレンフォーム50・砕石100
開口部
建具の構成
既製アルミサッシ
ガラスの仕様
ペアガラス
日射遮蔽部材
西日遮蔽格子戸
自然エネルギー
太陽光発電
1.76kW・屋根面設置
消費エネルギー
電気
①:マルチエアコン (冷房能力14.0kW:COP=3.2、暖房能力16.0kW:COP=4.1)/②:床下吹出し用エアコン(冷房能力3.2kW:COP=3.8、暖房能力4.5kW:COP=4.1)/③:空気熱源HP給湯器・貯湯槽370L
ガス
④:家庭用燃料電池(プロパンガス使用・発電能力700W・貯湯槽200L)
主要な設備
バイオマス燃料
⑤:ペレットストーブ(14kW)
予備や展示用の設備
④の家庭用燃料電池
暖房方式
①のマルチエアコンによる各室暖房と②エアコンによる床下吹出し暖房と⑤のペレットストーブの併用
補助暖房
④による温水床暖房
蓄熱 床下空間利用
②エアコンによる床下吹出し暖房
冷房方式
①のエアコンによる
全般換気方式
第3種換気
サーキュレーター
室内循環ファン
給湯方式
③の給湯システムによる。④の燃料電池に切り替えて使うこともできるが主な給湯システムではない。
環境性能
熱損失係数 Q値(平成11年基準値) | 2.6W/㎡K(2.7) |
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夏期日射取得係数 μ値(平成11年基準値) | 0.067(0.07) |
外皮平均熱貫入率 UA値(平成25年基準値) | 0.89W/㎡K(0.87) |
冷房時の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mC値 | 11.74W/㎡K |
暖房期の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mH値 | 17.10W/㎡K |
実開口面積比率・開放面積比率 | 20.6%・36.3% |
相当隙間面積 C値 | 7.4㎠/㎡ |
太陽光発電パネル容量 | 1.76kW |
模擬居住調査による一次エネルギー消費量 | 130.8GJ/年 |
模擬居住調査によるCO2排出量 | 4.1ton/年 |