豊後高田市2

豊後高田市2エコハウス/田染荘の家

大分県豊後高田市田染小崎2803-1

豊後高田市2エコハウス/田染荘の家外観 豊後高田市2エコハウス/田染荘の家の場所 豊後高田市2エコハウス/田染荘の家の設計図

エコハウス紹介

豊後高田市の田染の荘とはどんなところ?

このエコハウスが建つ「田染の荘」は豊前国一宮宇佐神宮の荘園跡で中世の原風景を感じさせるところです。
およそ800年前の荘園の姿が今でも残り、その周辺には、棚田や神社、鎮守の森やお寺など国東の六郷満山文化を彷彿させる環境が多くあります。また、小川や里山など昔懐かしい風景や自然環境にも恵まれています。

Uターン世帯向の住まいとして

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豊後高田市のエコハウスの取り組みは、市がすすめる定住政策に基づいています。懐かしい田園風景が広がる田染の荘ではUターン世帯が里山で田舎暮らしが出来る住まいをイメージしています。一度は都会に出た人が家族を連れて懐かしい故郷に戻り、農業を営みながら暮らす、そんな住まいです。

排気と導光の塔屋のある住まい

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このエコハウスもUターンした夫婦と子供二人の家族の生活を想定しています。主寝室と子供室は二階に、一階は地域との交流や家族の団欒空間である居間・食堂・客間そして土間空間からなる構成です。
大きな特徴は、住まいの中心、玄関と中土間の吹き抜け上部に設けた「排気と導光のための塔屋」です。夏は温度差換気を有効に利用して積極的に開放し、冬は塔屋の開閉扉を閉じることで暖気の流出防止を行う仕掛けです。また、吹き抜けによる導光で奥行きの深い空間に自然光が射し込むようになっています。畳二畳分もある塔屋の手動開閉扉はダイナミックな仕掛けです。

所在地・アクセス

大分県豊後高田市田染小崎2803-1

北緯 33.5062
東経 131.5034
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見学・宿泊について

当エコハウスを見学希望の方は、電話かFax、またはメールにてご連絡をお願いいたします。

豊後高田市役所 環境課
Tel : 0978-22-3100 Fax : 0978-22-3795
Mail : kankyou01@city.bungotakada.oita.jp
※宿泊は実施しておりません

活動の状況

気候風土を重視した長寿命設計

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オープンした平成22年6月から北九州市立大学の協力で、温度や湿度の長期測定調査、壁面温度や床下環境の変化などの調査を通じてエコハウスの性能検証を進めています。地域の素材を使い、地元の大工や左官が伝統的な木造建築技術で建設した住まい。その環境性能を確かめる活動を続けています。

また、豊後高田市では、昔懐かしい田園風景を眺めて楽しむだけでなく、農業体験をしてみたい、あるいは豊後高田市に移り住んでみたい、そんな人達のために、地域をあげて「農業体験」のイベントを実施しています。

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塔屋から差し込む柔らかな光の中で太陽の恵みを体感し一日の農業体験を振り返りながら、昔懐かしい暖かい土間で地域の皆さんと語り合う。そんなエコハウスでの田舎暮らしを体験してみませんか。

設計者の意図

気候風土を重視した長寿命設計

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豊後高田市の気候を考えると、何よりも夏の過ごしやすさへの配慮が求められます。地域の卓越風は南北方向で季節によって変わります。南北に均等に開口部を設け自然通風で夏を過ごせるように考えた平面プランとしました。
また、南側に設けた土間空間は深い庇との組み合わせで居間・食堂への強い陽射しを遮る緩衝スペースとしました。

地域性を考慮した工法、材料の採用

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豊後高田は昭和の町で知られています。市内には在来木造の住宅や、木材、石、土、竹などの地域の自然素材でつくった家が多く見られます。エコハウスもこの地域に多い建築様式である伝統工法と材料でつくるように心掛けました。但し、小舞壁の中に硬質ウレタンフォームの断熱材をサンドイッチし、住宅の省エネルギー性能を高めました。

自然エネルギーの活用

環境共生住宅の手法としては、自然エネルギーの活用に心掛けました。蒸し暑い夏は、重力換気を利用し開閉式の天井板を介して塔屋から風を抜く手法を、冬は居室の前の中土間にダイレクトゲインで日射熱を蓄える手法がそのための取り組みです。

設計

株式会社 安藤剛設計室
安藤剛

株式会社 安藤剛設計室

〒879-0628
大分県豊後高田市新町936-4
Tel : 0978-24-3600
Fax : 0978-22-3221

建築概要

建物概要

構造・階数

木造軸組・2階建・ベタ基礎

敷地面積

851.63㎡

建築面積

113.95㎡

延べ面積

148.00㎡

主要な部位

屋根〜天井

和瓦・アスファルトルーフィング22㎏・杉板15・ポリエチレンフォーム100・杉板12・小屋裏空間・高性能グラスウール16K 200・杉板15

外壁〜内壁

漆喰塗り・ラスモルタル15・透湿防水シート・下地板12・空気層18・高性能グラスウール16K 50・竹小舞土壁塗漆喰仕上70

床〜地盤面

桧板15・杉板12・押出ポリスチレンフォーム60・杉板12・床下空間250・土間コンクリート150・防湿シート・砕石120

開口部

建具の構成

木製製作建具

ガラスの仕様

ペアガラス

日射遮蔽部材

木製ガラリ戸

消費エネルギー

電気

①:電気ストーブ

ガス

②:従来型ガス給湯器(プロパンガス使用)

灯油

③:開放型石油ストーブ

主要な設備

補助暖房

①の電気ストーブと③の石油ストーブ

冷房方式

なし

全般換気方式

第3種換気

給湯方式

②の従来型ガス給湯器による

環境性能

熱損失係数 Q値(平成11年基準値) 3.5W/㎡K(2.7)
夏期日射取得係数 μ値(平成11年基準値) 0.082(0.07)
外皮平均熱貫入率 UA値(平成25年基準値) 1.00W/㎡K(0.87)
冷房時の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mC 12.23W/㎡K
暖房期の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mH 21.55W/㎡K
実開口面積比率・開放面積比率 15.9%・31.8%
相当隙間面積 C値 未測定